2017年2月22日水曜日

【アコギを録ろう、その29 改造するぞ Dream368】


「イイ音よりも低価格、ウデに見合った低予算」



年明けの「その24」で試した、低価格のサウンドホールはめ込み式のブレンド型ピックアップ「Dream358」ですが、「UMEの使い方だと、何か工夫(改造)しないと使えないなぁ」といったところで止まっちゃってましたんですが、今回ようやく手を付けました。


ってことで、第29弾は

「改造するぞDream368」です。


これまでの色々は「こちら」からどうぞ。



さて、このまま「使えないなぁ」で終わらせてしまうのが、とっても惜しい「Dream368」


WM-61Aを使ったピックアップを自作した経験を活かして、何とか「UME好み」に改造スタートです。


■改造その1、アンダーサドル側


エレクトレットコンデンサーマイクと、アンダーサドルピエゾピックアップをブレンドできるシステムにはなってるんですが、アンダーサドルピエゾってのが嫌なんですよ。




アコギのブリッジのところに穴をあけたり、サドルを削ったりしないといけないでしょ。それがねぇ。。。

ってことで、この部分は全く別のヤツに入れ替えることにしました。

選んだのは、マグネチック式の「KQ-3」
まっ、実際には「KQ-3」自体は何かと使うので、あまり使わなくなっちゃった「QH-6B」のマグネチック部分を改造します。

2.5㎜のジャック(普通のイヤホンよりも細いやつ)なので、適当なところで線を切って2.5mmプラグをはんだ付けしなくっちゃだ。




久々のはんだ付けにモタモタしながらも、なんとかできました。



勢い余って、サウンドホールはめ込み式の「KQ-1A」も改造してしまいました。



好きな方に付け替え可能ってことで(笑)




■改造その2、出力側


そもそもはギターのお尻に穴あけて、エンドピンジャックを付ける前提のDream368
なので、出力側のコネクタがモロに基板に直付けのこういうヤツなんです。




これだとねぇ。。。
強度が心配。

ってことで、3.5mmのジャックを増設します。

こんな感じ。



チョットしたケースを貼りつけて2階建てにして3.5mmのジャックに配線しました。
ちなみに、このケース、「ヘアピン」が入ってコンビニで売ってたのを見てケース欲しさに衝動買いしました。
使い慣れたフリスクよりさらに小ぶりで、ジャックさえ入ればいいような時には使えます。

ホントは、もう少し小さいケースに出会えれば、よりスマートにジャックを増設できたんだけどなぁ。。。




■まとめ


全体の出来上がりはこんな感じになりました。



音だしテストまで一気にやりたかったんですが、久しぶりの工作で疲れちゃって、ちょっとそこまで元気が続かず、まだテストしてません(爆)


良く考えてみると、初めて手にする「アクティブピックアップ」ってことになるので、期待は大きいですが、音出しはまた後の楽しみってことで。


次回に持ち越しですwww








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2017年2月15日水曜日

【まだラジカセの君へ #07 これぞ決定版!】


このデジタル時代に、まだラジカセで弾き語りを録音しているUMEの古い友人「ラジカセの君」に、なんとか低コストでデジタル時代の録音を実現してもらおうという、このシリーズ。

第6回で一応シメたはずなんですが、しつこくもう一回です(笑)



というのも、「カセットテープでいいんじゃね?」ってな感じで半分あきらめたようなオチだったのが悔しかったもので。。。。



その後もいろいろと機材とネットの海を調査して、

「これぞ決定版!」という組み合わせにたどり着きました。



ギターはピックアップからラインで、ボーカルはマイクで、弾き語り演奏をデジタル録音するシステムが、

総額で5000円以下で構築できました。




■SDカードに録音





一見、小型のMP3プレイヤーなんですが、販売サイトにこんな記載が、

そうなんです。

2000円ちょっとの品物ですけど、ラジカセのイヤホンジャックにケーブルでつなぐと、ラジカセからの音を録音できます。

ラジカセとの間は普通のステレオミニケーブルなんで、今時は100均でも買えますね。

microSDカードへの録音もできるので、簡単に普通の郵便で送ることもできるようになります。


さらにこのMP3プレーヤー、FMラジオも内蔵しているんで、防災目的の意味も込めて一つ持っていても悪くないでしょう。

ちなみに、少し(数百円)だけ高くなりますけど、スピーカーまで付いているの(例えばコレ)とかもあるようです。


■ボーカル側


ボーカルは一般的にはダイナミックマイクで録りますが、このラジカセ、ダイナミックマイクの接続が可能です。

ただ、モノラルミニジャックなので、そのタイプはほとんど出回っていないです。

さがしました。。。

で、みつけました。







耳かけ式のダイナミックマイクです。

コイツなら、マイクケーブルもマイクスタンドも不要なので、その分の費用を浮かせられて一石二鳥といったところです。

しかも安い(1250円!)


コレをラジカセの「マイク入力」につないで、ボーカルマイクにします。




■ギターピックアップ側


このラジカセには「マイク入力」の他に「外部入力」がついています。
外部入力は「ステレオミニ」なので、ピックアップからのシールドケーブルは直結できません。

で、こんな変換ケーブルを使います。



シールドをYPR-131につないでステレオに分けた後、YRA-154を経由してステレオミニジャックに変換してラジカセにつなぎます。





■まとめ



全体としてはこんな感じで繋げます



マイク入力からの音(歌)と外部入力からの音(アコギのピックアップ)をラジカセで混ぜてイヤホン端子から出して、これをレコーダーで録音するカタチ。

ちょうどラジカセが「ミキサー」の役割になっています。


ラジカセのマイク音量とピックアップ側のボリュームで歌とギターのバランスをとって、音が割れないように全体音量をラジカセの音量で調整してあげれば、

あとは録音スタートして歌うだけ。

おぉ~、出来た出来た。
って、自分でやってみたワケじゃなくって、アタマの中でのハナシですけど(笑)



参考までにそれぞれの値段とamazonでの販売ページをまとめておきましょう。

録音機(2,045円)→ここ
ダイナミックマイク(1,250円)→ここ
変換ケーブル①(432円)→ここ
変換ケーブル②(432円)→ここ



合計しても【4,159円】


まぁ、送料とか入ってないんで、その辺を合わせても総額で5000円もあれば、といったところでしょう。




きっと「イイ音で録音できる」という程では無いでしょうが、歌はダイナミックマイクだしギターはピックアップなんで、周囲の雑音はほとんど拾わずに録音できるから、今の練習スタジオはもちろん、なんなら家での録音だってソコソコには録れるだろうと思います。






まぁ、実際に「ラジカセの君」がこの案を採用するかどうかはともかくとしても、やりたいことを低予算で構成できたんで、

UMEとしては十分に自己満足(笑) 



これにて、ようやく「まだラジカセの君へ」シリーズ完結できます。





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2017年2月3日金曜日

【100件目記念:あの頃の自分にススめよう】



ハタと気づいたら、当ブログも100件目となりました(祝)


2014年の夏からなので、2年半で100件というコトですから、一般よりは遅めなのかな?
たいして有用な情報が書かれているワケでもないのに、良くもそんなに書いたものだ(笑)


すごくハイペースで更新し続けた時期もあれば、1カ月に1回の更新もままならない時期もあって、なんだかペースに「ムラ」がありすぎです。。。


中身を読み返してみると「アコギ好きか!」などと題しているワリに、結局は「機材モノ」が中心になってしまってますねぇ、、

安ピックアップを買ってきて試すとか、機材間のつなぎ方を色々調べるとか、そんな「紆余曲折」の日々がつづられております(笑)


まさに「紆余曲折自体を楽しむ」という奇妙な趣味のブログといったところでしょうか。

せっかく100件目の節目なので、コレまでの機材購入を冷静に眺め直してみることにします(笑)





あの頃の自分に


まぁ、そんなワケで、一通り読み返して改めて思ったこと。

「賢い買い物じゃねぇなぁ・・・」

まぅ、そりゃそうです。
予算と相談しながら「その時買える面白そうなモノ」に飛びついて楽しんできましたから。


で、ふと。。。
今の自分なら、あの頃のなにも機材を持ってない自分に何を勧めるだろう。

ってなコトを思ったわけです。


と、いうことで、機材を持っていない、あの頃のUMEに機材を勧めてみよう。




最初の一歩


ブログの一番初期、ルパンをやったときのライブ前、現実にはプリアンプzoom A3を買って、ピックアップは激安コンタクトピエゾ「ARTECH A1-OSJ」とWM-61Aで自作した「ふりすくピックアップ」でした。


うーん、今の知識があるならコレを買えよ! と勧めたい


L.R.BAGGS M1 ACTIVE(またはM80)





この時の判断では、ピックアップにはお金をかけず、プリンアンプを買うことにしたんだが、今思えば「これぞスタンダード!」という類のピックアップから始めておけばよかった。
ライブではプリアンプ無しで、DI直結にしてリバーブ位ならPAさんにかけてもらう方式で良かったな。

アクティブタイプなら、何に繋いでもとりあえず音は出るし。


色々と手作りしたのは楽しかったけど、まずは「コレがド真ん中」的な基準を持っていれば、その先の遊びでも比較元になってくれたハズ。

そして今でも欲しいのは欲しい(笑)





次の一手


2015年の始め、XENYX 302USBだったり激安マグネチックKQ-3だったり、とにかく安いものを色々試したがっていた頃。

この時期の自分にススめるなら。。。


やっぱりXENYX 302USBだ(笑)






このタイミングは、これで良かったでしょう。

始めてのミキサーで、いろんなことが302USBのおかげで分かったし、すごく勉強になった機材。
今でもガンガン使ってるしね。
まぁ、もしも予算的にもう一声いけるなら、マイク2本対応+エフェクター付きで、XENYX QX1002USBなんかも候補にしたいところ。







自分ご褒美には


2015年秋、すっごく忙しい時期を超えて衝動的に自分ご褒美として憧れのマルチトラックレコーダー「zoom R24」を買った頃。
憧れはわかるけど、ちょっと冷静になって、もう少しガマンして、先に別の機材をと言ってやりたい。


こっちを先にしておけ! zoom H4n SP




とにかく万能なんだもの。

レコーダーになるのはモチロンのこと。マルチエフェクターでもあるし、PCにもiPhoneにもつながるオーディオI/Fでもあるし。
MTR替わりにもなるし。当然カセットテープのデータ化だってコイツで出来るし。

現在までのUMEの遊びのほとんどがコレ一台でカバーできる。






まとめ



現実のUMEの購入順序だと

 zoom A3
→XENYX 302USB
→zoom R24
→いつの日か M1 ACTIVE


だったところを

 M1 ACTIVE
→XENYX 302USB
zoom H4n
→いつの日かzoom R24



という流れが賢かったかな。



モチロン今の手持ち機材を後悔しているワケじゃあないんだけどさ(笑)

もうちょっとだけ、計画性があれば。。。。ってね





これまでの購入機材を振り返ってみました。
まぁ、常に「先立つもの」と相談なワケなので、そうは思ったようにはいきませんけれども、
今後もジタバタと色々楽しんでいきたいなと思います。




最後になりましたけど、時々のぞいてくださる皆様。
コメントを頂くみなさまのおかげの100件目達成です。



ありがとうございます。


じわじわ遊んでいきますんで、
どうぞ今後とも、皆さんよろしくです。







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